母から教えられたこと

母からの教えは数多くあるのだけれど、その中のひとつ。
ある事実を挟んで人と人とが「世話をした方」と「世話をされた方」に分かれる時、「世話をした方」がその事実をより重く記憶し、「世話をされた方」はわりと軽く受け取っているものだ、と。
だから、誰かのお世話になったなということがあったら、その恩とか礼節とかをちゃんと意識してその事実を決して忘れず、折に触れてきちんと恩返しをするのよ、と。
あと、「就職、結婚、妊娠」のみっつは、直接本人から聞かないと素直におめでとうが言えないものだから、大切な人には人づてで伝わらないように、自分からきちんと連絡しないとね、というのも。
お礼状は素早く書く、というのも。

最近、ほんとにいろんなことを感じたり考えたりして、まあ、こういう人とのつながりで成り立っている職業に就いているせいもあるからだろうけれど、ちょっと残念に思ったりすることが続いていて、振り返っていくと自分自身の存在の程度の問題だな、ということにたどり着きます
そして、きっと私もたくさんの失礼を重ねてしまっているのだろうなあ…と。
気をつけよう、と改めて。

他者は鏡。
自分を取り巻く他者に反射させることで、自分の輪郭がはっきりする。
高校生のころ、こんな風に考えてました。

いつまでも同じようなことを考えています。