「ダ・ヴィンチ展」「夏目漱石の美術世界展」

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今日はなかなかがんばった一日だった。
ダヴィンチ展には手稿を観に行ったのだけれど、やはりこれはおもしろく、「万能の天才」の脳内を覗き見ているようだった。そして、マルコ・ポーロの「東方見聞録」の実物を観て、生きているとコレを観る日もやってくるのか…と感動。
展示会限定品関係については、チェーザレグッズだけ先に入手していたので、無事に素通りできた。
次に向かった「夏目漱石の美術世界展」が素晴らしくて、途中から胸がいっぱいに。
病床の正岡子規からロンドン留学中の漱石に送られた絵と手紙三点を、漱石はきちんと表装し終生大切にしていたという。この掛け軸を観てたまらず涙。
この手紙、「僕ハモーダメニナツテシマツタ、毎日譯モナク號泣シテ居ルヤウナ次第ダ、ソレダカラ新聞雜誌ヘモ少シモ書カヌ。手紙ハ一切廢止。ソレダカラ御無沙汰シテスマヌ。今夜ハフト思ヒツイテ特別ニ手帋ヲカク。イツカヨコシテクレタ君ノ手紙ハ非常ニ面白カツタ。近來僕ヲ喜バセタ者ノ隨一ダ。僕ガ昔カラ西洋ヲ見タガツテ居タノハ君モ知ツテルダロー。ソレガ病人ニナツテシマツタノダカラ殘念デタマラナイノダガ、君ノ手紙ヲ見テ西洋ヘ往タヤウナ氣ニナツテ愉快デタマラヌ。若シ書ケルナラ僕ノ目ノ明イテル内ニ今一便ヨコシテクレヌカ(無理ナ注文ダガ)」
…以下まだまだ続く有名な手紙なのだけれど、これを直筆で、しかも漱石が表装した掛け軸で観るのは本当に胸に迫る体験だった。
そして、漱石が亡くなる三ヶ月前に書き記していた「帰去来辞」。5mに及ぶ巻き紙に一気に書いたというこの書の文字が、実に凛として美しく、漱石の魂がちゃんと宿って見えた気がしてたまらず涙
7/7までのこの展覧会には、もう一度行きたいなと思う。
そして、会場限定グッズ売り場であれこれ選びきれなくなり、重たい図録と共に散財。とても丁寧におもしろい限定グッズを作ってくれていたもので…。

このあたりでさすがに歩き疲れ、荷物も重く、くじけかけたけれどもそのまま父の面会に向かい、しばらく話し相手を務めた後で、再びくじけかけたけれども帰りがけに大型書店に寄って学会発表用の資料固めを完了。ここでも大量の本を手にして、身長が縮むんじゃないかと思いながら必死で荷物を運びつつ帰宅。

朝、計画した通りに、本日のミッションは全部終了できた。
なにより、上野の森を歩くのは気持ちがよくて、疲れたけれども心がさっぱりした。

こういう一日が10日にいっぺんくらいあるといいなあ。