午前中の楽しいコンサートが終わったあと、軽くコーヒーブレイクを挟んで午後のプログラムへ。
偶然だけど、2本ともまったく同じ1列目上手の座席だった。
12:45~13:45の「ミドルエイジ」向けプログラムは、以下のとおり。
バッハ/松尾俊介編:カンタータ第29番「神よ、感謝します」〜シンフォニア
アルベニス/リョベート編:組曲「旅の思い出」〜⼊江のざわめき
アルベニス/リョベート編:組曲「スペインの歌」〜椰⼦の⽊陰にて
大萩康司ギター・ソロ タレガ:アルハンブラ宮殿の思い出
ポンセ:間奏曲
松尾俊介ギター・ソロ 伝ルビーラ:愛のロマンス
レノン&マッカートニー(ブローウェル編):シーズ・リーヴィング・ホーム
レノン&マッカートニー(ブローウェル編):ペニー・レイン
ピアソラ:タンゴ組曲
第1曲 デチーゾ
第2曲 アンダンテ
第3曲 アレグロ
アンコール モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス
”はじめる”クラシックという初心者向きの企画を、大萩さんと松尾さんはきっと「だったらいろいろ聴いてもらいましょう」と解釈して、本気であれこれ揃えたんだろうなと思う。
最後のピアソラが圧巻だったけれど、それまでも本当にとりどりに様々な楽曲を聴かせてもらえた。
このふたりは、ふたりで並んでいることそのものがそもそも嬉しそうだし、呼吸もぴったりだし、明らかにまず本人たちが楽しんでるし、そりゃあ「キッズ」枠でも「ミドルエイジ」枠でもなくたって駆けつけちゃう。
思い返せば、午前と午後と合わせてこんなにたくさんの楽曲を一度に聴けたなんて、夢みたいだ。
というわけで、「ギター・お話」の「ギター」の方は本当に素晴らしかった。
でもやっぱり「お話」は心配したとおりだった。少しくらい「クラシックギターってこんな楽器」という話があってもよかったと思うし。弦は何でできてるか、とか、いつ頃からあったのか、とか…。古典の楽曲と現代曲の話とかね。
…しかし、「お話」で説明する必要なんてなかったのかもしれないな。黙々と、あんなにたくさん聴かせてもらえたんだもの。
大萩さんいわく、「ピアソラに向かってしゅーっと…あの、しゅーっとというのは”集中”のしゅーっなんですけど」ということだったように、最後の「タンゴ組曲」に向かって聴いているこちらの情動も本当にダイナミックに揺さぶられ、なんだかものすごく贅沢なコンサートのただ中にいたのだなあと思う。本当におもしろかった。
私達は、たぶんこれからも何度も何度も大萩さんや松尾さんの演奏を聴きに出かけることと思う。
そして、ああだったねこうだったねとそのたびにおしゃべりしながら帰ってくるのだと思う。
こんな時間が過ごせることが、やっぱり私は嬉しいな。だから、今日も、ありがとうって思った。
終演後、東京芸術劇場の中のイタリアンレストラン「アル テアトロ」でピザとパスタのランチを食べた。どちらも本格的な美味しさ。サラダとドルチェとコーヒーがついて1200円で、すっかり満足。
「東京芸術劇場」というエリアにいるだけで、いろんなことが楽しめる。駅からも近いし、この場所はとてもお気に入り。今度は大ホールでオーケストラを聴いてみたいな。
それにしても、2日続けてギター漬けだった。贅沢で、楽しかった。